2010年8月5日木曜日

殺虫剤が効かない恐怖の“スーパーゴキブリ”…「最悪の場合プロの駆除業者に依頼するしか無い」

世代を重ねて凶悪化!? スーパーゴキブリを攻略せよ!
蒸し暑さが続く夏の日々。生ゴミも腐りやすくなってボクらには大迷惑なのに、喜んでいるヤツがいる…そう、にっくきゴキブリ! 退治しようと殺虫剤をかけてみたが、なかなか死なない。殺虫剤に強い、「スーパーゴキブリ」がいるって話を聞いたことがあるけど、まさか我が家に!? スーパーゴキブリって、どんな存在なの? 有害な生物の研究をしている日本ペストロジー学会の会長、谷川力氏に聞いてみた。

「殺虫剤が効かない、薬剤に耐性を持ったゴキブリを『スーパーゴキブリ』と呼ぶことがあります。家庭でよく見かけるのはクロゴキブリ、チャバネゴキブリなどですが、スーパーゴキブリになるのはチャバネゴキブリの仲間だけ。生物の中には、薬剤に耐性のある遺伝子をもつ種類が存在しますが、特に、世代交代の早い生物は耐性が発達しやすいようです。チャバネゴキブリは、まさしくそれに該当しており、寿命は4~13カ月と短く、世代交代はスピーディ。加えてメスは、生存中に20~40個の卵が入った卵鞘(らんしょう)を4~8回産むので、すさまじい繁殖力で耐性を備えた世代を増やすことができるのです」

では、スーパーゴキブリが生まれるメカニズムというのは?

「例えばAという薬剤を使い続けて、1万匹のうち1匹でもAに耐えて生き残る個体がいれば、それが数カ月かけて増加し、1万匹のAが効かない個体が存在する状況になります。同じサイクルがB薬剤、C薬剤と繰り返されることで、薬剤に強いスーパーゴキブリが誕生するのです」